今年の四月に日本共産党の元大阪市会議員(福島区)の清水ただしさんに、事務所においでいただき、所員と懇談の機会をもっていただいた。清水さんは、元松竹芸能所属の漫才師(ツインタワー)という異色の経歴で、いま活躍中のオセロなどのグループと同期であったそうだ。
震災ボランティアをきっかけに政治に関心をもち、日本共産党に入党され、しんぶん赤旗の販売所長を務めながら市民の生活相談活動などで経験をつまれ、3年前の選挙で福島区でトップ当選したという経歴の持ち主。
スーパー前のおばさん相手の演説で鍛えた街頭や集会での話しぶりは、聴衆の心をつかむわかりやすいもので、30分聞いていても全く飽きない演説ぶりだ。
その庶民性が買われて、2月からはラジオ大阪のラジオ派遣村という15分番組のパーソナリティーを務め、相方のトモコさんとの絶妙の司会ぶりも評判だ。事務所に訪問されたときに、私から「多重債務で苦しむ人が破産などの債務整理をする弁護士費用の立替をする法テラスの制度は、法テラスにいかなくとも、弁護士事務所を通じて利用できることをラジオで伝えてほしい」とお願いしたら、さっそく、番組で紹介をしていただいた。
その清水さんが、今度、参議院という国政に挑戦されることになった。そして、清水さんを応援するグッズとして、「村長カレー」というレトルト食品が発売され、きづがわ共同法律事務所もスポンサーとして広告応援をしている(事務所受付で販売中)。今度は、現職の国会議員として再びラジオ派遣村に帰ってきて、派遣社員などの不安定雇用で働く労働者の強い味方となって活躍していただくことを期待している。