ことのはぐさ

2025.01.06 弁護士 島袋博之|裁判員裁判をゲームで体験


 資産家男性を殺害した疑いで、妻が殺人の罪に問われていた事件(いわゆる「紀州のドン・ファン」事件)について、12月12日、和歌山地裁にて無罪判決が出されました。

 この判決は、一般の方から選ばれた裁判員で構成される、裁判員裁判によって出された無罪判決です。裁判員の方たちが、なぜ無罪判決を出す結論に至ったのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。

 

 裁判員がどのように事件を見ているのか、気になる方にオススメなのが、大阪弁護士会が作成した、「ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件」です。

https://www.osakaben.or.jp/web/saibangame/

(上のリンク先、「ダウンロード」ページからダウンロードできます。スマートフォン、またはPCで無料で遊べるゲームです)

 このゲームでは、プレイヤーは、とある架空の放火殺人事件の裁判員に選ばれた1人になります。事件は、とある住宅街の一角で起こりました。会社経営者の男の自宅が放火され、男の妻が遺体となって見つかるところから始まります。被告人として起訴されたのは、被害者夫婦の同級生の男。「私はやっていません」と主張する被告人が、有罪か無罪か、判断していくことになります。

 裁判員となったあなたは、検察官、被告人、弁護人、そして他の裁判員の意見を聞き、裁判員裁判の手続を体験しながら、最終的に、有罪が無罪かを決断しなくてはなりません。

 弁護士会が作ったゲームですので、実際の裁判のようなリアルな裁判員体験ができます。登場人物たちの新しい話が出てくるたびに、プレイヤーの心は、有罪と無罪の間を揺れ動くでしょう。「裁判員になってみたい」、「裁判員になったらちゃんと判断できるか不安」、「自分だったら迷わず有罪(無罪)にするのに」、そんな思いをお持ちの方は、ぜひゲームで裁判員体験をしてみてください。

                                                  以上


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