ことのはぐさ

2024.05.21 弁護士 岩田研二郎|写真の奥は深い(その1)


 2年前に写真サークルに入ったので、一眼カメラと望遠レンズを購入して撮影を始めました。いまの一眼デジタルカメラは性能が向上して、オートモードで、初心者でもそれなりの写真が撮れるようになっています。 

また撮影のコツや技術を解説するyoutube動画は多数あり、気に入った写真家の動画をチャンネル登録しています。桜の季節になれば、「桜の撮り方」の解説が多数アップされます。

 

 最初は、チューリップ、花しょうぶなどの花から撮り始めました。花の撮影は望遠レンズを使ってボケをつくるといい感じの写真になりました。しかし、だんだん単調なマンネリ写真になっていきました。

 ちょうど大阪弁護士会の月刊誌の表紙に載せる写真が「大阪の橋」シリーズとして募集されたので、身近で写り映えのする橋を探したところ、毎月、法律相談に通うナニワ企業団地の近くにある西成区の千本松大橋が、らせん状のメガネ橋として有名であることが分かりました。

 夕焼けとともに撮影できないかと6月の夕刻に行ってみると、橋のそばに木津川の対岸の大正区にわたる渡船乗り場がありました。

 「橋」がテーマですが、真近の橋は大きすぎて全景はレンズに納めきれず、対岸のらせんループ、橋の一部とめずらしい渡船を一緒に撮ることにしました。ちょうど対岸に夕日が落ちる時期だったので、夕日も背景に入れることができました。

 自転車を引いて渡船に乗り込んで家路を急ぐ通勤、通学のお客さんの様子が夕焼けに照らされてシルエットになり、川面には夕日が輝く写真を撮ることができました。

 

 「写真は光と影をどう生かすかという芸術」「この写真で何を伝えたいのかを考える」というのが、写真サークルの講師の問いかけで、なかなか難しい注文ですが、それを考えながら撮影を続けています。

 

 千本松大橋の写真

 https://www.kizugawa-law.jp/photo-gallery/photo-gallery-4509/


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