1 最近お請けして解決した労働事件の青年から「かかりつけ弁護士があったら良いと思いました」と言われました。自分の体験した労働事件を通じて、世の中は法律で動いていると気付いたというのです。ちょっとした相談が気軽にできる弁護士を身近に知っていることが重要だと自分の体験から思いつかれたということでした。「かかりつけ医」があるように「かかりつけ弁護士」もあったらいいのにと。確かに、弁護士をしていますと、早く相談していただければ、ここまでにならなかったと思うことが多々あります。
2 私は、元依頼者の方が、自分の体験を通じて、法律問題で困っている知人を紹介していただくことが多く、私の紹介を事前にしていただいているので、弁護士への初対面の不安を払拭することにご協力をしていただいています。
ちなみに、紹介する側は、久しぶりだし、自分のことを覚えていないかも・・・と心配されるかもしれません。元依頼者の方は、自分のことをどこまで弁護士が覚えているかに関心がおありのようですが、弁護士はお請けした事件を通じて、大概のことを覚えています。不思議なもので何の事件で、どうなってとお話しする内に、大概、あの時のあの方と思い出します。
3 個人の場合、会社のように常時顧問料を支払うことは、あまり必要ないかもしれません。しかし、弁護士事務所は、今、初回を無料で法律相談しているところが増えています。私どもの事務所も無料です(2回目以降は30分5000円)。何か心配事があれば、気軽においでいただいて「かかりつけ弁護士」にしていただければよいのではと思います。いかがでしょうか。